私が大学生の時に受けて、よかったなぁと思っている試験の1つがFP3級です。
ちなみに受けてよかったもう1つは、簿記2級です。
暮らしの中のお金に関する常識を身につけることができます。
合格率は70〜80%と比較的簡単なので、気軽な気持ちで受けられます。
当時私が勉強した方法を書きます。
試験について
試験概要
主催団体 日本FP協会(国家検定)
公式サイト https://www.jafp.or.jp/exam/
試験日 5月、9月、1月の年3回
合格発表日 試験日から約1ヶ月後
受験費用 学科3,000円、実技3,000円
問題形式 学科は60問、2〜3択、制限時間120分
実技は20問、3択、制限時間60分
合格率 70〜80%
※次の2020年5月の試験は、新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
https://www.jafp.or.jp/exam/info/examcancel202005.shtml
どんな問題が出る?
半分が○×形式、もう半分が3択で正しいものを選ぶというものです。
6割で合格なので、そこまで難易度は高くないです。
過去問と解答3年分が公式サイトに載っています。
https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/#Section01
勉強法
勉強の流れ
- 教科書でなんとなく理解する
- 問題集を解きながら内容を覚える
- 過去問アプリを使って解きまくる
勉強時間
テキストを読むのに2週間、問題を解きまくるフェーズに2週間くらいかけました。
オススメ教材
私が実際に使ったテキストを紹介します。
教科書:みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
カラフルで見やすく、要点がまとめられていて、わかりやすかったです。
文章で見ると難しくても、図やグラフで見ると意外とスッと頭に入ってきました。
終価係数や現価係数など、いろんな係数が出てくるところは今でも印象に残っています。
ちょっと女性向けっぽい感じはしますね。
問題集:みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
「試験に受かればいい」という人は、問題集を買わなくていいと思います。
過去問がいっぱい出回っているので、3年分くらい解いたらカンが掴めて、合格点は取れると思います。
「試験範囲をしっかり全部理解したい。FP2級・1級もいずれは取りたい」と思っているなら、問題集を買うべきです。
試験のテクニック(出題頻度が高いものや引っ掛け問題の対処)を覚える前に、
内容をちゃんと理解するには、問題集を買って解説を読むのが一番だと思います。
過去問アプリ:FP2級3級学科 一問一答 過去問 解説
私はこのアプリを使っていました。
シンプルで使いやすく、問題数も多く収録されていて、解説もついています!
ちょっとした待ち時間で場所も取らず勉強できるので、スキマ時間で効率的に勉強できました。
「○問連続正解中!」と表示されるので、この記録を伸ばしたい!と思って集中できます。
正解が続いたら嬉しいし、間違ったら間違ったで悔しくて記憶に残るので、そういう感情にうまく訴えかけると、勉強に集中できるのかもとか思いました。
他にもApp Storeで「FP 過去問」で調べると、驚くほどいっぱい出てきます。
激戦区なんですね・・・
無料で解ける問題数と、解説の有無さえチェックしたら、あとは好みですね。
合格体験談
受験のきっかけ
当時私は大学4年生で就活を終え、証券会社に内定していました。
商学部だったので、金融機関に就職する友達が多かったです。
その中で、保険や銀行に内定した友達は、ほぼみんな会社から指示されFPの勉強をしていました。
私の内定先からは指示されてなかったのですが、金融で働く人の必須知識なんだろうと思い、自発的に勉強することにしました。
私の受験時のスペック
- 大学4年生
- 学部は商学部
- 簿記2級を取得済み
- ちょっとだけ株式投資経験あり
学生にしてはお金に対する意識が高い感じでした。
合格証書
2016年10月の試験で受かりました。
受ける意味はあるの?
受ける意味はあるの?ということですが、私は「大アリ」だと思います。
周りに流されて受験した私ですが、受けてよかったなと思いました。
証券外務員の勉強にも役立ったし、自分が保険や投資信託を選ぶときにも役立ちました。
証券会社で仕事をしていても、「これFPの勉強で知ったから、FP取ってなかったら苦労してたな」ということが多々ありました。
経済や金融のニュースを見ていても、なんとなく意味がわかる→楽しいので興味が出る→もっと深く学ぶ、という良い連鎖ができます。
大学2、3年生くらいで取っておけば、就活でも有利になると思います。
もちろん、若者でないと受ける意味がないということではありません。
FP3級を取って、金融リテラシーに自信をつけましょう!