簿記2級は全人類にオススメの資格です。
学生でも、会社員でも、主婦でも主夫でも、ニートでも。
会計の基本である簿記を勉強するのは、必ずあなたの人生のプラスになります。
生きていく中でお金とは必ず関わることになるし、どんな仕事でも必ずお金が絡んできます。
私は大学は商学部に通っていたのですが、2年生のときに簿記2級を取得しました。
もう5年くらい前のことですが、当時のことを思い出して、勉強法を書きます。
いきなり2級からも受けられますが、簿記の勉強が全く初めての人は3級も同時受験するのがオススメです。
こっちの記事に初心者・独学向けの細かい勉強法を書いています。
試験について
試験概要
主催団体 商工会議所
公式サイト https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping
試験日 2月の第4日曜、11月の第3日曜
合格発表日 商工会議所によって異なる(大体3ヶ月後)
問題形式 基本記述。120分、70%以上で合格
どんな問題が出る?
仕訳書く!
当座預金勘定調整表埋める!
貸借対照表を作成する!
試験のメリット
- 資格として有名だし一定の難易度を認知されている
- →自分が勉強した証を得られる
- →資格欄を埋められて履歴書が華やかな印象に
- →就活のとき、「おっ、この子は大学で遊ぶだけじゃなくて勉強もしてたんだな」と思ってもらえる
- 財務諸表の意味がわかる
- →就活で、この会社は利益率が低いとか、財務基盤が強いとかがわかるので、企業を選ぶ軸が一つ増える
- →株をやるときにも役立つ
併願可能
簿記は3級が午前、2級が午後に実施されるので、同日受験が可能です。
私は、1回目は簿記3級と2級を受けて、3級だけ受かりました。
2回目は簿記2級だけ受けて、無事受かりました。
申込みの段階で試験日までどれくらい勉強時間が確保できるかわからない場合、
とりあえず両方申し込んじゃおう!とできるのは良いですよね。
勉強法
勉強の流れ
簿記、というか仕訳は慣れです。
いっぱい書いてるうちに手が覚えてきて、そのうちになぜか理解できたりもします。
とにかくいっぱい手を動かしましょう!
勉強時間
当時商学部2年生・簿記3級取得済みの私で3ヶ月くらい、時間で言うと100時間くらい勉強しました。
簿記3級の範囲は完全に簿記2級の範囲に含まれるので、まず簿記3級を取得するのがオススメです。
経済系の学部出身じゃなくてかつ社会人の方だと、簿記3級合格に50時間、簿記2級に150時間くらい見た方が良いかと思います。
簿記の場合、スキマ時間を使う勉強法は向かないと思います。(個人の感想です)
何より手を動かすのが大事なので、効率でいうと
電車でテキストを読む <<< 電車では息抜きして家帰って仕訳を書きまくる
だと思います。
オススメ教材
サンプル問題
商工会議所のサイトにサンプル問題があるので、まずこれを見て問題形式と難易度をなんとなく把握しましょう。
テキスト
私が実際に使ったテキストをご紹介します。
簿記2級は商業簿記と工業簿記があるので、テキストとトレーニング合わせると4冊になりますが、全部必要です。ケチらず買いましょう!
サクッとうかる日商2級商業簿記テキスト
3級で使ってみて良かったので、2級も同じ「サクッとうかる」シリーズにしました。
サクッとうかる日商2級工業簿記テキスト
テキストの中にも問題が収録されているので、実際に手を動かして解きながら読むと、格段に理解が深まります。
問題集
簿記の基本はわかる、という人はテキストを読まずにトレーニングから入るのもアリかもしれません。
以下、私が実際に使ったトレーニング(問題集)です。
サクッとうかる日商2級商業簿記トレーニング
最低でも3周はやりましょう。マジです。
サクッとうかる日商2級工業簿記トレーニング
簿記2級は、商業簿記に疲れたら工業簿記、工業簿記に飽きたら商業簿記、と気分転換しながら勉強できるのがいいですね。
合格体験談
受験のきっかけ
大学で簿記2級程度の内容の講義があって、それを受講したことがきっかけでした。
余談ですが、4年生の就職活動でシステム開発の会社を受けた時、偉い方に
「ほとんどのシステムは最終的に入出金とかお金まわりに繋がるから、エンジニアにも会計の知識が必要なんだよ」
と言われました。
自分が勉強してきたことを認められて嬉しかったですし、なるほどと思ったので、印象に残っています。
私の受験時のスペック
- 大学商学部2年生
- 簿記3級を取得済み
という感じです。
合格証書(なぜか白黒コピー)
感想
「試験のメリット」に書いたメリットが全て得られたので、本当に受験してよかったです。
(工業簿記についてはまだあまり活かす機会がないので、これからあればいいな、と思います。)