金融先物取引業務資格試験に合格したので、試験対策と合格体験記を書きます。
これから受ける人の参考になればと思います。
試験について
試験概要
主催団体 一般社団法人金融先物取引業協会
公式サイト http://pf.prometric-jp.com/testlist/ffaj/
受験資格 金融先物取引業協会の会員の役員または従業員
試験日 随時(月〜日まで受験可、祝日除く)
合格発表日 試験終了と同時に発表
受験費用 8,200円(税込) ※受験チケットは試験申込担当者しか買えないので、受験者の自己負担になることは少ないと思います
問題形式 60問、○×および二者択一形式、制限時間60分、7割以上で合格
どんな問題が出る?
金融商品取引法などの法令や規則に関する知識が問われます。
先物に関する知識を問うというより、常識の問題という感じでした。
「絶対に〜〜しなければならない。」(→絶対ってことはないんじゃない?例外ありそう)
「特に報告しなくてもよい。」(→いや、報告しないとダメじゃない?自分で解決できたとしても。)
とか、「ん??」って引っ掛かった自分の心の中の気付きを大切にしましょう。
証券外務員には「二種」と「一種」と「内部管理責任者」の3つがありますが、
金先物外務員は「金融先物取引業務外務員資格試験」と「金融先物取引業務内部管理責任者資格試験」の2つです。
内部管理責任者の方がやや出題範囲が広いですが、難易度はほぼ同じです。
申し込み方法
会社ごとに違うと思いますが、私の会社の場合は以下の手順でした。
人事部に連絡
人事部宛に「金先外務員受けたいけど、どうしたらいいっすか?」とメールしました。
(担当者の方が申込手順を返信してくれたのですが、メールのCCに私の上司を追加しており、
「オイィ!!私が試験受けるのシステム部長にバレるんかい!!恥ずかしいやろがい!!」
と思いました。。)
試験日時の希望を伝える
試験日時の希望を第一から第三まで出して、第一希望になりました。
当日テストセンターに行き受験
家から徒歩3分に試験会場があったので楽チンでした。
制限時間は60分ありますが、20分くらいで解きおわりました。
勉強法
勉強の流れ
残念ながら、参考書は市販されていません。
試験を予約すると、出題範囲と参考問題(600問程度)のpdfが送られてきます。
主催団体の金融先物取引業協会がつくっているものです。
これだけを頼りに試験対策しなくてはならないわけです。
とはいえ、難易度は高くありません。
- 参考問題で出題傾向を把握する
- わからない単語をググる
これだけで大丈夫です。
勉強時間
600問の参考問題を3周くらい解くだけでいいので、5〜10時間程度でできると思います。
日本語が母語でない方は、文章が小難しくてわかりづらいので、もう少し時間がかかるかもしれません。
ただし不合格の場合、その受験日の30日を経過する日まで再受験できないので、
「今月中に絶対取る必要がある!」といった方は注意しましょう。
合格体験談
受験のきっかけ
もともと証券会社に勤めていたのですが、もっと金融知識を深めたかったからです。
うちの会社には金先物外務員が要る部署とそうでない部署があり、
私は必須ではない部署だったのですが、
「時間にゆとりがある今取っておけば、必要になったとき慌てないかな」
と思って受験しました。
私の受験時のスペック
- 大学は商学部出身
- 社会人2年目
- 株、投資信託の取引経験アリ
- FX・先物の取引経験ナシ
- 証券外務員二種・一種・内部管理責任者は取得済み
という感じです。
感想
私が資格試験を受けるときは必ず、「金先物外務員 勉強法」とかで検索するのですが、
対策サイトも個人ブログも全く出てこなくて困りました。
市販の参考書もないし…
そして、受けてもあまり金融知識は深められなかった、というのが正直な感想です。
デリバティブについて勉強するなら、本を読んだり実際に取引したりする方が効果的だと思いました。
合格証明
受験が終わったその瞬間に、A5の紙ペラで結果がもらえます。