私は学生時代ずっと文系で、自分のPCも持っていないようなアナログ人間だったのですが、エンジニアに憧れていました。
エンジニアになるために何をしたら良いかわからなかったので、とりあえず
「ITエンジニアの登竜門」と謳われている基本情報技術者試験の勉強をしました。
入社前の2016年4月に一度受けたのですが、就活が忙しくて(言い訳)落ちてしまい、
入社直後の2017年4月に再チャレンジして受かりました。
その後、2017年10月にシステム部門に配属され、エンジニアデビューしました。
文系未経験がシステム部に配属されたのはなぜか?と考えると、
基本情報を取っていることで人事にアピールできたんだと思います。
なので、基本情報技術者は私にとって人生を変えた資格の一つです。
(オオゲサかな・・・)
当時のことを思い出して勉強法の記事を書くので、
これから受ける人の参考になればと思います。
試験について
試験概要
主催団体 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
試験日 4月第3日曜(春期)、10月第3日曜(秋期)
合格発表日 試験日から約2ヶ月後
受験費用 5,700円(税込)
問題形式 午前と午後に分かれている。
午前が80問、4択、制限時間150分
午後が11問のうち5問選択して回答、記述式、制限時間150分
合格率 25.7%(令和元年実績)
※2020年春期の情報処理技術者試験は、新型コロナの影響で中止になりました。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20200324.html
どんな問題が出る?
公式サイトに過去問が乗っています。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_mondai.html
4択で、情報処理の基本的な知識が幅広く問われます。
今までまったく情報系の勉強をしてこなかった人間には、なじみのない内容ばかりで、
難しさと範囲の広さに苦しみました。
他の文系出身に情報処理試験の感想を聞いたら
「n進数の考え方からわかんなくて苦労した」
と返ってきました。
情報系の学部でなくても理系なら有利、
文系とはいえ商学部でちょろっと数学を使う人(私)も若干有利かもです。
勉強法
勉強の流れ
勉強時間
テキストを読むのに20時間、問題集を解くのに40時間くらいかけました。
コツは、テキストを読む時間を取りすぎないことです。
全く知らない内容だと理解ができなくて読むのに時間がかかり、挫折してしまいがちなので、
まずはテキストをざっくり1周しましょう。
そのあと問題集を解きながら、わからない用語や選択肢が出てきたらテキストに戻る
という使い方をしたのが良かったです。
オススメ教材
私が実際に使ったテキストと問題集です。
テキスト:基本情報技術者 合格教本 (日本語) 単行本(ソフトカバー)
本を手に取ったとき、重いし文字がいっぱいでウェッてなりました。
ですが、読み進めると図が多くてわかりやすいので、意外と読みやすかったです。
テキストを読みながら自分でノートに要点(特に図とか)を書き写す、ということをしました。
全く知らない内容を読み続けていると脳がフリーズするので、とりあえず手を動かすと言う意味で効果的でした。
問題集:基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (日本語) 単行本(ソフトカバー)
本には過去問が4回分収録されていて、それに加えて14回分をダウンロードできます。
問題数も解説も充実してます。
(用語集も付いているそうですが、私は使わなかったな…)
過去問自体は公式サイトに載っていますが、
丁寧な解説があるこの問題集を使った方が確実に効果的です。
合格体験談
受験のきっかけ
就活を始めるにあたって、
「これからはITの時代だから、とりあえずITの会社に入りたい」
と思い、そのアピールとして基本情報の勉強を始めました。
就活中に「基本情報の勉強をしている」と言うとなかなか好印象でした。
もし、もう「基本情報を取った」ならもっと効果があっただろうから、
就活前に取っておけばよかったな〜とは思います。
私の受験時のスペック
- 大学文系学部出身
- 社会人1年目、入社したてホヤホヤ
- 学生時代、HTMLをちょろっと触って「面白い!エンジニアになりたい!」と思ったタイプ
- システム開発の実務経験ナシ
という感じです。
合格証書
感想
勉強している間、
「これって本当にエンジニアの仕事に活きるの?」
「わからんけど、もっとコーディングの勉強とかした方がいいんじゃないの?」
と疑問に思っていました。
でも、その後システム開発の仕事をする中で、
「あ!これ基本情報でやったところだ!(進研ゼミ風)」
ということが多々あり、受けてよかったなと思いました。
進数とか、論理和とか、キューとスタックとか。
プログラミングの文法や仕様を学ぶ前に、土台として押さえるべき基礎知識を身に付けられました。
オマケ:応用情報
基本情報合格の1年後、上位資格の応用情報処理試験にも受かりました。
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