証券外務員二種・一種・内管の勉強法と合格体験談(7割ギリギリで受かった)

資格試験

私は新卒で証券会社に入社したのですが、内定者時代に証券外務員を受けさせてもらいました。
(※取らされました、とも言えます)

三年くらい前のことを思い出して、試験対策と合格体験記を書きます。

試験について

試験概要

主催団体  日本証券業協会
公式サイト http://www.jsda.or.jp/gaimuin/shiken.html
試験日   随時
合格発表日 原則として試験の2営業日後に所属先協会員(会社)の担当者に通知
問題形式  二種:70問(〇✕方式50問、五肢選択方式20問)、160分、7割で合格
      一種:100問(〇✕方式70問、五肢選択方式30問)、120分、7割で合格
      内部管理責任者:50問、90分、7割で合格

どんな問題が出る?

選択式とはいえ7割で合格なので、きちんと勉強しないと取れません。

たまにある計算問題は配点率が高いので、捨てない方がいいです。
一度勉強法がわかれば忘れにくいので、得点源になります。

勉強法

これだけは聞いてくれ

外務員必携は読まなくていい。

失礼、思わず大きい声を出してしまいました。

証券会社の社員・内定者の方は「外務員必携」というテキストを全4巻セットで渡されると思いますが、これを読んで勉強する必要はない、ということです。

必携を渡されると「この内容全部覚えないといけないの?どんだけ難しい試験なの?」とパニックになると思いますが、落ち着いてタンスの奥などの見えない場所にしまいましょう。

私は会社のデスクの引き出しに入れてます。一応”必”ず”携”えるなので。。

勉強の流れ

「外務員必携をベースに勉強するんじゃないの?」という疑問が聞こえてきそうですが、必携は不要です。
試験対策としては、問題集を何度も解くだけで十分です。
「いや、問題集じゃなくてテキストを読んでちゃんと勉強したい!」という方も、もっと見やすくて要点がまとまった参考書を買いましょう。

勉強時間

当時商学部4年生の私で、それぞれ1ヶ月くらい勉強しました。

二種が30時間、一種が50時間、内管が10時間くらいでした。

経済系の学部出身じゃなくてかつ社会人の方だと、3ヶ月程度見た方が良いかもしれません。

オススメ教材

ネットにある問題集サイト

外務員の問題を解けるサイトはいくつかあるのですが、これが一番いいです。
私もよく大学の講義中にiPadで解いてました。なつかしい。

合格!証券外務員

何が良いかというと、10問という問題数がちょうどいいし、すぐ正解がわかることです。
すぐ正解がわからないとストレスが溜まるし、結局正解が覚えられなくて「この問題見たことあるけど、どっちだっけ??」ってなっちゃうんですよね……。

実際の画面です。
久しぶりに10問解いてみたら5割しか正解できませんでした´д` ;

スマホからだとこのサイトも見やすくて良いです!
証券外務員二種試験 試験問題or過去問

テキスト

ネットに出題サイトがたくさんあるので問題集は買わなくてもいいけど、テキストは買った方が良いと思います。

以下、私が実際に使ったテキストです。

二種参考書:うかる!証券外務員二種最速テキスト

わかりやすくて見やすいです。
問題も載ってて、実際の試験と同じくらいの難易度です。3周くらいやりました。

一種参考書:うかる!証券外務員一種必修テキスト

二種で使ったのと同じシリーズです。
良かったので、一種の勉強をするときもこのシリーズのテキストを使いました。

内管参考書:最短合格よくわかる証券外務員内部管理責任者試験問題解説集

Amazon.co.jp

二種と一種で使ってた参考書のシリーズで、内部管理責任者がなかったんですよねー。

大きい本屋で内部管理責任者の参考書を探しても、三冊くらいしか選択肢がありませんでした。
内管は二種や一種に比べるとかなり受ける人が少ないマイナー資格なんだと思います。
その中で立ち読みして、一番良かった参考書がこれでした。

合格体験談

受験のきっかけ

証券会社の内定が出て浮かれていると、人事から「入社前に取っておくように」とお達しが出たので受験しました。

お客さまに株などの営業をする人は必ず必要な資格なのですが、必須でない部署もあります。
私がいるシステム部は必須ではなく、中途入社だと持っていない人の方が多いです。

でも外務員を持っていると、「証券知識の基礎がある」という1つの目安になります。
転職で有利になることもあるので、取って損はない資格だと思います。

私の受験時のスペック

  • 大学は商学部に在学
  • 株取引経験アリ
  • 簿記2級、FP3級を取得済み

という感じです。

実際の得点点数

受験から2営業日後に、試験予約担当者から結果がPDFで送られてきます。

以下、私が実際に受けたときの得点点数を晒します。

二種

満点:300点
合格点:210点(70%)
私の得点:231点(77%)

9割近く取れたような手応えでしたが、思ったより点数が低かったので驚いた記憶があります。

一種

満点:440点
合格点:308点(70%)
私の得点:308点(70%ジャスト!)

あと1問でも落としていたら不合格。
このスリル…たまりませんね…!

内部管理責任者

満点:500点
合格点:350点(70%)
私の得点:390点(78%)

一番勉強時間を取らなかったにも関わらず、余裕で合格でした。
確か10時間くらいしか勉強してません。

感想

難易度順に並べると
一種 > 二種 >>>>> 内管
だと思います。

商学部でまぁまぁ勉強してきたし、株を取引したこともあるから大丈夫かな〜と楽観視していましたが、結構手ごわかったです。特に一種。

入社前に「ダメなやつ」のレッテルを張られたくないと思い、真剣に勉強しました。

あと落ちたら30日間再受験できないので注意です。

きちんと勉強して、一度で合格を勝ち取りましょう!

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