Webデザインの資格はいくつかありますが、ウェブデザイン技能検定3級は唯一の国家資格です。
先月受験して無事合格したので、合格体験談を書きます。
Webデザインに興味がある人や受験を考えている人の参考になれば幸いです。
試験について
試験概要
主催団体 インターネットスキル認定普及協会
公式サイト https://www.webdesign.gr.jp/
試験日 級によって異なる。3級は5月、9月、12月、2月
合格発表日 約1ヶ月後
問題形式 学科45分、実技60分。両方とも70%で合格で、それぞれにおいて合否が判定される。(学科だけ合格とかもありうる)
どんな問題が出る?
学科は25問で○×や4択で回答、
実技はサイトの素材が渡され、課題に沿って修正をかけていくというものでした。
勉強法
勉強の流れ
勉強時間
学科はサイトで勉強し、実技はきちんと過去問を一回解いて確認しました。
合計4〜5時間程度使ったかと思います。
完全にWebデザイン未経験で、HTMLの基礎を学び、問題形式に慣れ、ある程度座学的な知識も身につけるとなると、結構時間がかかりそうです。
50時間くらい見た方がいいかと思います。
オススメ教材
過去問・練習問題
主催協会のサイトで過去問が公表されているので、学科の問題形式と難易度はこれで把握できます。
実技の過去問は問題文のみで、素材と解答がついていません。
とりあえず練習問題をダウンロードして見てみましょう。
Web制作の経験があって自信がある人も、一度ちゃんと問題文と素材を見た方が良いです。
どうやって解答すればいいのか初見だとわかりづらいので、アワアワしちゃうと思います。
過去問解説サイト
このサイト、すごくすごくオススメです。
1問ずつ解説を読みながら学科試験の対策ができるので、効率的に知識を入れることができます。
このサイトに出会えて自分の知識の抜けを埋められただけでも、試験を受けた意味がありました。
- プロポーショナルポイントとは、文字によって幅が違うフォントのこと
- <br />はXHTMLの書き方、<br>はHTML5の書き方
- ディレクトリ名だけでアクセスするとindex.htmlが表示されるのは、ページの管理者がそう設定しているからで、普通は404エラーになる
みたいな、多分常識なんだけど私は知らなくて、「そ、そうだったんだー!」となる知識が得られました。
テキスト
私はテキストを買っていないのですが、このような問題集は市販されています。
(あんまりレビューはよくないけど…)
不安な方はこれを解いて自信をつけましょう。
合格体験談
受験のきっかけ
Webデザインに興味があるのですがなかなか実務でできず(そもそも社内でそういう案件がない)、とりあえず独学で勉強しようと思い、Webデザイン系の資格を受け漁っていたときに知りました。
私の受験時のスペック
- エンジニア3年目
- HTMLプロフェッショナル試験レベル2取得済み
- Webクリエイター能力認定試験HTML5エキスパート取得済み
- Web制作の基本はわかる
- 実務でjspの簡単な修正をした経験はある
という感じです。
合格証書
受験直後にかなり致命的なミス(ol, ul, liの使い方を間違っていた)に気付き、大問まるっと失点して「各作業分類において配点の60%以上の得点を得る」ことができず、不合格だと思っていました。
結果発表日も忘れていたある日、大きく厚みのある封筒が届いていて、合格を直感しました。
Webクリエイター能力認定試験は薄い封筒に三つ折りだったので、こういったところでも国家資格の”ちゃんとしてる感”が見えますね!
感想
実技試験は楽しくていいですね!
この試験を受けた一番の理由は国家資格であることだったのですが、IT試験の中で国家資格であることは重要ではないかもと思いました。
お医者さんや弁護士さんと違って、資格がないとできない作業があるわけではないので。
自分のスキルを確認したい、基礎知識を体系的に身につけたいという目的で受けるのをオススメします。
学科の勉強の中で学ぶことが多かったので、次は2級も受けようと思っています。